ここに紹介する当社開発の特殊ツールは、例えば、瞬断トラブルの原因を解析するために敢えて瞬断を発生させる装置を開発するなど、様々なトラブルがある中でも当社の解析サービスを必要とする特異なケースに対応するため、原因調査・解析・修復に必要と判断した時に開発します。要件定義、回路図、装置図面、プログラミング、検証を行い実際の解析作業に使います。汎用性より、短期、低コスト、ターゲティングを重視しています。開発担当者は、長年コンピューター・ハードウェアメーカーで装置の開発に携わった精鋭です。
自動瞬断発生装置
修理対象装置に電源の瞬断を自動的に繰り返し発生させるための装置です。発生タイミング・時間を自由に設定し、様々な瞬断を生じさせ、対象装置の瞬断による影響を診断する、対象装置の耐性診断などに利用します。右上の波形は、瞬断発生をパソコン画面に表示したものです。
デジタルサウンド瞬断アナライザー
iPhone、iPod、ウォークマンなどの携帯音声出力ポートを使い、出力サウンドの音切れ発生状況を測定します。音切れが発生した場合、本装置液晶画面にその状態が波形として表示します。
AC瞬断サイクルリピーター
AC瞬断を指定サイクル、指定周期で発生させます。
PCの起動状態を、電源低下、Boot完了で監視し、自動的に瞬断を繰り返します。(PC Shut Down → PC OFF → AC OFF → AC ON → PC Power ON → Boot)
電源ノイズ発生装置
AC電源の任意の位置に任意の幅の欠落を作り出し、被験装置の電源ノイズによる影響を検証するための装置です。装置LCDパネル表示は0vから25%の位置に幅250μsの欠落を指示した例、波形は75%位置に欠落を作った時の電源波形です。
スリープ&復帰装置
製品のスリープと復帰を自動で繰り返し、それらログを記録、トラブル発生時に自動停止しその状態を記録する装置です。マイクロプロセッサーを組み込み、PC装置のスクリプトと連携したシステムです。
定電流&負荷装置
被験装置に対し一定の電流と負荷をかける装置です。充電器やバッテリー搭載機の充放電似夜トラブル検証に利用します。
発熱・電流記録装置
充電時の発熱と、充電ケーブルに生じる磁場から電流換算(磁場を電流換算するかレントプローブの機能)した値を記録し、USB経由でデータを転送しEXCELでグラフ化します。
波形サンプル1
2/2サイクルの瞬断を発生させた波形
波形サンプル2
100V → 85Vへ電圧低下を起こさせた波形
ESD GUN
ESD(静電気放電のノイズ)IEC6100-4-2準拠した試験機(8KVまで)です。ESD関連のトラブル検証に、被験装置のみにスポットをあてることができるガンタイプです。
ディスプレイ照度監視器
不安定な明るさを抱えたディスプレイの、高圧電圧バックライトの電流を監視し低下をLED表示し、ログをBluetoothでPCへ自動アップロードし、EXCELのグラフとして残します。
半導体ヒートコントローラー
プロセッサー等の半導体の温度を一定に保つ用途で利用します。トラブルの再現テストに有効な装置です。
リチウム充電器
メーカー純正の充電器がない場合の、予備リチウム電池充電器です。接続すると、電池残量・充電状態を把握し充電開始、満充電でオートストップします。
AC電圧コントローラー
マイコンと組み合わせ、AC電圧を連続して下げる電圧コントローラーです。
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